皆さん炊いてますかーッ!
自作のアルコールストーブと百均ステンレスマグカップを使って炊き込みご飯を作ってみました、おっさん僕です!
前回のアルコールストーブ作成に続き、密かにいくつか試作を重ねていましたのでそちらも合わせて書いてみました。
前回作成した1号機と2号機の記事はこちら。
定番の副室加圧型
3号機
自作アルコールストーブの定番のようです。
中央部分の空洞に着火すると内壁が加熱され、内壁〜外壁の間のアルコールが熱で気化して穴から噴出し、そこに中央部分の炎から着火されるという仕組みです。
3作目にしてようやく、ちゃんとしたアルコールストーブに仕上がりました👍 pic.twitter.com/2ri8RhBop2
— 戸田ンザルプくまお (@todansalp) December 21, 2020
いい感じに出来上がったので紙ヤスリとスチールたわしで塗装を落として磨いてみました。
右側の筒はアルスト中央部分に差し込んで密閉型に変換しつつ五徳になる治具です。
密閉型というのは別名ペニーストーブというもので、中央部分に小さな穴を開けておき、アルコールを注ぎ入れた後でコインで穴を塞ぎ、その上にアルコールを注いで着火=プレヒートして内部のアルコールを気化させて加圧する方式です。
今回自作したものは厳密には密閉型とは言えないかもしれませんが、治具を入れた状態で着火し加圧〜燃焼が起こったら治具の上にマグカップや鍋を載せて密閉させると言った使い方になります。
この3号機、副室加圧型アルコールストーブの作り方は色々なサイトやYouTube動画を参考にさせていただきました。
以下、参考にどうぞ。
4号機
3号機と同じ副室加圧式ですが、穴を開ける位置を円周寄りに変えてみたものです。
3号機よりも気化した燃料の吹き出しが強いような気がします。
こちらも出来が良かったので塗装を落として磨き、治具も作りました。
こちらは治具も全部磨きました。
グルーブストーブ
CHS(Capillary Hoop Stove)という毛細管現象を利用してアルコールを上部に吸い上げる方式のアルコールストーブがあるそうですが、その亜種のようです。
非常にシンプルな構造で簡単に作れますが、火力はかなり強いです。
こちらは治具なしでそのまま密閉型かつ五徳として使えます。
グループストーブなるものも密かに作成チャレンジしてみました。 pic.twitter.com/xXeHIRbcC3
— 戸田ンザルプくまお (@todansalp) December 29, 2020
年末大掃除を終えたらしっかり磨きたいと思っています。
作り方は以下のサイトを真似させてもらいました。
アルスト3号機とセリアのステンレスマグカップで炊き込みご飯
アルスト3号機を密閉型として使ってご飯が炊けるか実験してみました。
ついでなのでセリアのステンレスマグカップ450mlとシリコン蓋を使ってみました。
材料と手順
材料は米0.3〜0.4合、業務スーパーの冷凍焼き鳥ぼんじりを1本分、白だしと水を適量使いました。
米を20分ほど潤かしてから自然解凍したぼんじりを串から解してマグカップに投入、着火して炎が安定したアルコールストーブに載せて炊き上げたらタオルで包んで逆さに返して10分ほど蒸らして完成。
シリコン蓋はピッタリサイズではあるのですが、沸騰したら浮き上がってしまいましたので重石をしてやる必要がありました。
燃料のアルコールは25ml入れましたが、炊き上がった後もしばらく燃焼し続けていましたので米0.5合くらいなら20mlあれば足りそうな感じでした。
炊き上がり!
燃料が切れるより結構前にやや焦げた匂いがし始めたので火から下ろして蒸らしに入りました。
蒸らしを終えて蓋を開けてみたらほんの少しばかり水分がありましたが、出汁のいい香りがフワッと立ち込めてきて、わりといい感じの炊き上がりでした。
実食
白だしと鶏の組み合わせは最強ですね!
出汁とぼんじりの脂の旨味がいい感じに混じり合って、とても旨かったです。
米もソロ飯ツーリングの時のように芯が残ることもなく、しっかり炊き上がっていました。
ただ、マグカップの底の外周付近、アルストの炎が当たる部分がまあまあ焦げていたので、アルストとステンレスの組み合わせはちょっと課題があるかもしれないと思いました。
まとめ
今回の炊飯実験を経て、百均アイテムを駆使すればソロ飯くらいなら十分作れるということを再認識しました。
また、実戦に向けての課題や気づきですが、ステンレスマグカップを使うならアルスト1号機(角形携帯灰皿にスチールウールを詰めたもの)と、アルスト3号機以降を使うならメスティンなどのアルミ容器と組み合わせた方が良いかもしれないと思いました。
というわけで、自分好みのミニマム装備が少し見え始めてきた、おっさん僕なのでした。
スポンサーリンク