皆さん、走ってますかーッ!
昨日、ついにユリシーズとお別れしVmaxに乗り換えました、おっさん僕です。
Vmaxを購入したお店(レッドバロン)が自宅からやや離れた場所のため、ユリシーズ走り納めを兼ねて高速道路で向かいました。
ユリシーズとのラストランです。
今までありがとう、ユリシーズ!
前日にバッテリーを充電しておき、当日朝に取り付けて出発。
お店に引き取ってもらうので無理な走りはせず、走行車線をのんびり走らせました。
何度か故障に泣かされ(プライマリカバーのクラッチ受けの爪破損で走行不能、サイドスタンド固定するエンジン側ボルト穴崩れ、排気デバイスの開閉モーター故障、強制冷却ファン故障、ステーターコイル焼け)、6年乗ったうち延べ1年ほどショップ預かりになったり、修理から戻ってきて間もなくステーターコイル焼けで部品を探す間の1年近く乗れず自分で大掛かりな交換修理をしたり色々ありましたが、エンジンの強い鼓動やアクセルを開けた時の後ろ足で地面を蹴り出すような加速感、タイトな連続カーブもヒラヒラと曲がる旋回性は本当に楽しいものでした。
記憶が曖昧ですが、たしか購入時点ですでに50,000kmを超えており、6年で乗れたのは5,000〜6,000km程度でした。主にマスツーリングがメインでしたので、ツーリング仲間との思い出深いバイクでした。
センサー類がだいぶ傷んできているようですが、それらを交換してやればまだまだ元気に走れるはずなので、そう遠くないうちに店頭に並ぶことになるのだと思います。
次のオーナー様ともあちこち走っていい思い出を作ってもらいたいです。
これからよろしく、Vmax!
自宅からPA経由で1時間も掛からずお店に到着。
店内でVmax受け取りについての書類諸々を記入して、無事に納車されました。
お店の駐輪スペースにVmaxを出してもらい、せっかくなのでユリシーズと並べた写真を撮らせてもらいました。
この後、Vmaxのエンジンの掛け方、ハンドルロックの掛け方、給油の仕方(シートの開け方)の説明を受けて、いざ、初Vmaxで出発!
まずはVmaxに慣れるために下道走行
バイクを乗り替えるたびにクリアせねばならないファーストミッションはもちろん、クラッチミート。真っ先に慣れておかないと信号が青になるたび芋〜ン!ってやって恥ずかしい思いをしちゃうアレです😂
クラッチ操作に早く慣れたいので帰路はストップアンドゴーの多い下道を選択。ETC非搭載車というのもありますが😅
ユリシーズはワイヤー式のクラッチなので自分の好み(若干近めで繋がるよう)に調節できましたが、Vmaxは油圧式のため調節できるか分からず、まずは素の状態でクラッチミートする位置を探り探り乗るところからです。
Vmaxのクラッチミートは若干遠めでレバーをかなり離したところですね。なので、走り出してからしばらくは若干回転数高めの空ぶかし気味になってしましたが、何度かやっているうちに少しずつ慣れてきて、半クラッチ+スロットルオンでいい感じに走らせるようになってきました。(とはいえ、まだ完璧ではないですが。)
次に押さえておきたいのがシフトチェンジ。
年式(2001年式)も設計(1980年代)も古いバイクなので、シフトチェンジは結構癖が強い。
特にニュートラルの出にくさ(というか、ニュートラルは出るがニュートラルンプがうまく点かない)とシフトダウン(特に2速)のギヤの入りにくさが気になりました。
最近のバイクはギヤがカチッと入ると思いますが(ユリシーズは2006年式ですがカチッと入ってました)、Vmaxはちょっと曲者で、シフトアップはともかくシフトダウンはブリッピングしてもダメなときはダメ。
バックステップが入っているせいもありそうですが、シフトダウン失敗した時は左足踵を浮かせてペダルをガシガシ踏んでやらないと特に2速が入りにくい。
ニュートラルは走らせているうちになんとなくコツが掴めてきましたが、シフトダウンの入りにくさはただ慣れれば良いというものではなさそうですので、ペダルの角度を調節するなど色々と改善策を試してみた方が良さそうに思いました。
2023/2/1 追記:
ギヤの入りにくさはペダルの高さ調整で改善できる場合もあるみたいですね。試してみたいと思います。
ETC装着予約
バイクに慣れるついでに、お店から小一時間ほど下道を走行してナップスに向かい、ETC装着を予約してきました。
あわよくば当日装着を狙っていましたが、ピット作業がいっぱいでダメでした。
平日は自分の時間の都合がつかないので、2月下旬の日曜日に取り付けてもらうことにしました。
装着するETCは店員さんと相談してETC1.0の新規格対応機種にしました。
ETC2.0の注意情報をインジケータで知らせてくれる機種もあるのですがナップスでは在庫なしでして、その機能があったとしてもバイクにはそれ以外のメリットがほとんどなさそうでした。ETC2.0は圏央道の割引率が良いとか、途中で降りて道の駅に寄ってまた高速に戻った時に割安となる場合があるようですが、平日に圏央道を長距離乗る機会が多いならともかく、休日にツーリングで使う程度なら1.0の新規格対応機種との差額約6,000円ほどを埋めるのに随分長く掛かることになるので、自分の使い方ではETC1.0の新規格対応機種がベストと判断しました。
アップダウンとカーブを走ってみる
ナップスを出てから、もう少しバイクに慣れておきたいと思い少し遠回りして葉山方面を走ってきました。
登りはトルクのあるエンジンのおかげで2,000回転以下からでもアクセルを開けるだけでグイーッと登ってくれるので、楽ちんですね。かなりズボラ運転ができそうです。
降りも車重の割には恐怖感もないですし、何よりカーブを曲がるときにリーンウィズで普通にスッと曲がってくれるのもまた、とても乗りやすくて良いですね。なんかもっと、気合入れて倒し込まないと曲がらないものと勝手に思ってました。
帰宅後、センタースタンド掛けとハンドルロック掛けに苦戦
納車される際に一通り説明を受けてやり方はわかっていたものの、いざ実際にやってみるとこれがまた難しい。
センタースタンド掛けはスカブでやり慣れているものの、重さが圧倒的に違うのでかなり気合を入れてやらないとダメですね。いやあ、本当に重い。
ハンドルロックの方は、説明もサラッとしたものだったのできちんとした掛け方が理解しきれていなかったみたいでかなり苦戦しました。
普通のバイクはメインキーシリンダーにハンドルロックが付いてますが、Vmaxはアメリカンと同じでステム部分の車体左側に独立したキーシリンダーが付いていて、しかもハンドルを右に切った状態で掛ける必要があります。このキーシリンダーにキーを差し込んで押し込みながら回し、押し込み切ったらそのまま反対方向に回してキーを抜くことで、ハンドルロックが掛かりました。
どちらも実践してやり方は分かりましたが、当面はうまくやれそうになく、これもまた早いところ慣れるしかない、ですね。
納車当日の走行距離
メーターをちゃんと見てないのですが、大体50マイルくらい走ったかと思います。50マイルって何キロだっけ?(50マイル x 1.6 = 80kmか...うーん、計算面倒w)
ああ、それと、速度もマイル表示ですが、目盛の内側にkm表記もあるので走行中の速度については特に心配することもなかったです。
あと気になるのは燃費ですが、納車された直後に給油してからまだ2回目の給油をしていないので、次に給油する際に計算しなきゃですね。
初めてVmaxに乗った感想
Vmaxは乗り手を選ぶ、恐ろしいパワーのモンスターマシン、というイメージを30年ほど持ち続けていました。
が、乗ってみてイメージがガラッと変わりました。
変な癖もなくスッと曲がってくれる感じや車重と重心の低さから来るであろう安定感、太いトルクのおかげでアクセルワークだけで流れに乗ってまったり走れるズボラ運転ができる感じがとても良くて、ネットでの評判通り乗りやすい・のんびりペースでも十分楽しいバイクですね。ザ・大型バイクって感じがします。
特に2,000回転を少し切る回転数で流すと、ドゥドゥドゥと低く響く重低音と、ビューエルのゴンゴンと乗り手の頭まで揺らす鼓動(振動といってもいいw)とはまた違う上品(ビューエルはワイルドな鼓動で、それはそれで好きです)と言ってもいい心地よい鼓動があって、一発で好きになりました。
少し回し気味(とっても3,000回転くらいですが)にすると鼓動感を残しつつギューンと滑らかに回っていく感じもまた、いい感じでした。
それとVmax最大の武器であるVブーストはまだ発動させていないので未知の世界ですので、ETC装着後に高速道路で試してみるのが楽しみです。
というわけで、無事にVmaxが納車されてその乗り味をすっかり気に入った、おっさん僕なのでした🥰
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