皆さん、聴いてますかーッ!
注文していたBluetoothレシーバー(ポータブルアンプ)が2/11(金)に届き、あれこれ弄ったり聴いたりして数日遊んでいた、おっさん僕です!
先日の記事で、Bluetoothでバランス接続を楽しむ方法を色々と考えて、最終的にDAPではなくレシーバー(アンプ)を導入することに決めて注文したことを書きました。
もう1つの記事で、Bluetoothレシーバー(ポータブルアンプ)と組み合わせて使うトランスポーターとして、Jelly Proに注目して手持ちの機器を使って事前検証をした結果を書きました。
そして、手元に届いたモノはコチラです。
RADSONE EarStudio ES100
ああ、やっぱりか!と思ったアナタ!鋭い!
記事のボリュームが明らかに他の機種よりも多かったですから、バレバレでしたね🤣
3機種とも甲乙付け難い良機だと思いますが、一番小さくて一番軽いこと、アップサンプリングができること、そして販売価格の安さが決め手となりました。
ちなみに購入先はパソコン工房で、購入価格は¥6,980-(税込)でございました。
ES100 Mk2と外装意外に違いはないようですが、無印が故に安いのかも?
ファームウェアは最新の2.0.2になっていたので、自分でアップデートする必要はありませんでした。
それでは開封して参りましょう。
外箱
実にシンプルな紙の箱です。そして、すでに箱の時点でもう、とても小さい。
この小さい箱に入っているんだから、本体は、そりゃあもう極小間違いない。
内容物、付属品
内容物もとてもシンプル。本体、説明書、USBケーブル。
本体
本体の前面はブラック、側面は銀色、背面はクリップになっていて銀色で真ん中にロゴ入り。
とてもシンプルです。そして、とても小さい。
こんな小さいのに、ちゃんと3.5mmシングルエンド端子(前面から見て左側面)と2.5mmバランス端子(前面から見て右側面)が付いているのが何気に凄い。
前面には円状のLEDがあり、バッテリー状態や再生状態、充電状態によって色と点灯/点滅パターンが変わります。
コントロールは左側面の音量+ーボタン、右側面の再生ボタン(電源ボタンを兼ねる)、曲送りボタン(長押しでアンビエントモードをトグル切り替えできる設定あり)、曲戻しボタン(長押しでペアリングモード)があります。
また、左側面にはマイクがついているので通話にも使えますね。アンビエントモードにすると音楽とマイクで拾った音をミックスさせて聴くことができます。このモードは、電車などでイヤホンを外すことなく車内アナウンスを聴くのに使えるそうですが、このモードを自宅リビングで試してみた感じ、テレビの音よりも衣擦れの音を大きく拾って耳障りでした。ちょっと使いどころが難しいですね。オマケ機能と思ったほうが良いかも。
Jelly Proと比較した写真を見ての通り、ES100はとにかく小さいです。
ほんと、小さい。嵩張らないので電車内で使うのに向いてますね。小さすぎて無くしそうなので気をつけないと。
製品仕様
製品仕様は以下の通りです。
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サイズ | 2.5 x 5.0 x 1.3 cm |
重量 | 20 g |
連続再生時間 | 14 時間 |
入力 | Bluetooth5.0 A2DP or USBDAC |
出力 |
2.5mmバランス端子 3.5mmアンバランス端子 |
DAC | Asahi Kasei AK4375a ×2 |
出力インピーダンス | 0.5 - 1 Ω |
対応コーデック | LDAC、aptX、aptX HD、AAC、SBC |
とにかく小さくて軽い!素晴らしい!(何度も書きたくなるほど、小さい!)
連続再生14時間はシングルエンド接続のノーマルモードでアップサンプリングしない状態のようですので、音質を考慮した設定では少し短くなるようです。KZ Bluetoothアップグレードケーブルが10時間ですが連続再生時間に何ら不満がありませんので、この機種も全く不満なく使えそうです。
次に無線周りですが、Bluetooth 5.0かつ一通りのコーデックに対応しているので、iPhoneでもAndroidでもDAPでも、何と繋いでもバッチリ使えるのが良いですね。
聴いた感じは極めて良好、高音質!
素晴らしい!
この一言に尽きます。ヤバいです、コレ。すげーイイ音。
先に書いちゃいますが、手っ取り早くBluetoothでバランス接続の多ドラ中華イヤホンの音を高音質で存分に楽しめる最適解であることは間違いありません。買って大正解!
まずシングルエンド接続でも十分に音が良いです。解像度が高く、分離もよく、クリアな音が出ます。シングルエンド接続はハイパフォーマンスモードで聴くのがオススメです。
お目当てのバランス接続ですが、これはもう、さすがです。シングルエンドよりも更に繊細な音を表現してくれます。やりたかったことが想像以上期待以上にいい感じに実現できたので、ゴキゲンです!😋
そしてもう一つのお目当てのアップサンプリング機能ですが、これがまたいい感じですね。より繊細な音がハッキリ浮き上がり、音の輪郭がよりハッキリする感じです。また、16bit/44.1kHzの音源をアップサンプリングx4倍設定で聴いた後でアップサンプリングを等倍(OFF)にして聴くと少しばかりザラッとした感じに聞こえて、あきらかに滑らかさが違うのがわかりました。
(念のため補足ですが、アップサンプリングOFFで音質が悪いといいたいのではなく、OFFにしていても十分に良い音質です。アップサンプリングをON→OFFと切り替えて聴き比べるとハッキリ違いがわかる=アップサンプリングの効果があると実感できる、と言いたかった次第です、はい。)
なおES100の音質傾向はややあっさり目で、クリアで締まった聴きやすい音、という印象です。音を盛ったり変な脚色をすることなく、恐らく原音ままの再生を目指しているのだと思います。その分、イヤホンの特性がモロに出る機種だと思います。
Bluetooth接続
いくつかの手持ちのデバイスとES100をBluetoothで接続してみました。
Jelly Proと接続
Jelly Proとの接続はLDACになりました。
画面左側InputのBluetoothマーク下の表示から、再生時には24bit/44.1kHzで転送されているようです。
FLAC192kHz/PCM48kHzのハイレゾ音源でも24bit/44.1kHzになりました。
開発者オプションから96kHzを指定すると24bit/96kHzで転送されますが、音質的には違いがわかりませんでした。デバイス側でアップサンプリングする仕組みはないでしょうから、当たり前といえば当たり前ですね。
Jelly Proと繋いで再生した感じは特段変なところはまったくなく、むしろとても音が良いです。事前検証のとおりBluetooth経由でデータを脚色せず淡々と送っていて、音質はレシーバー側のDACとアンプに委ねられているということですね。
それと、画面右側Outputにある再生情報を見てのとおり、アップサンプリングx4設定がちゃんと反映されています。前述の通り、アップサンプリングの効果は大きいです。
iPhone7 Plusと接続
iPhoe7 Plusとの接続はAACになりました。
期待どおり想定どおりですね。
転送は16bit/44.1kHz。再生した音源がCDから取り込んだものなので、劣化なく転送できているということでしょうか。
再生音質も良好です。ただ、Jelly Proと繋いだときのほうが音が良い気がします。
Xperia XZ3と接続
Xperia XZ3との接続はJelly Proと同様LDACになりました。
ハイレゾ音源を再生させてみたところ、転送データのレートが24bit/96kHzになりました。音質は極めて良好で、再生音質もちゃんとハイレゾになっていると思われます。
良い音をポータブルで楽しむなら、我が家のデバイスの中ではXperia XZ3をトランスポーターに使うのが最良と思いました。
GRANBEAT DP-CMX1と接続
そしてGRANBEAT DP-CMX1との接続。
こちらはaptX HDで繋がりましたが、転送レートは24bit/48kHz。ちょっと想定外に低めの値になりました。
再生音質自体は決して悪くありませんが、ハイレゾ音源をきちんと楽しむには有線接続する必要あり、ですね。
まあ、このGRANBEAT DP-CMX1にはそもそも本体にバランス端子があって、DAPと呼ぶほうがしっくりくるようなキワモノシロモノですから、あえてBluetoothでハイレゾ音源を聴くモチベーションはない、といったところでしょう。
番外編:Shanling M2sと接続
最後はDAPとの接続。
Shanling M2sはiOS機でもAndroid機でもありませんのでEarStudioのアプリは使えません。このため、ES100のマルチポイント接続機能を使ってiPhone7 Plusと同時接続させ、iPhone7 PlusのEarStudioアプリを確認しました。
接続はaptXで、転送レートは16bit/44.1kHzでした。FLAC196kHz/PCM48kHzのハイレゾ音源を再生しても転送レートは変わらず。
再生音質は十分良いですが、音の傾向としてはM2sは濃い目、ES100があっさり目と明確に違いがあります。
M2sで再生するときはM2sの音で聴きたいときなので、そもそも使用シーンとしてM2sをトランスポーターとして使うシーンがなさそうです。
まとめ
RADSONE EarStudio ES100は事前調査内容から想定していた通り、Bluetooth接続でCD音質相当の再生ができて、アップサンプリング機能を使うことでより滑らかな音で再生してくれるものでした。音質はクセがなくクリアで解像度が高く、バランス接続することで更に繊細な音もキチンと再現してくれる良機で、販売価格もお安いので1台持っていて損はないと思います。
今現在スマートフォンで音楽鑑賞をしている人、特にハイレゾ対応のイヤホンを有線接続して聴いているけど物足りないと感じている人は、ES100を買うときっと幸せになれるでしょう。
また、リケーブル対応イヤホンを使っている人なら、ES100を買ってシングルエンド接続で聴いてからバランス接続ケーブルを買い足して聴き比べれば、一粒で二度美味しい思いができますね。
事前検証したJelly Proのトランスポーターとしての利用もES100との接続で十分な音質が確認できましたので、当面は主にJelly Proをトランスポーターとして使ってみようと思います。
というか今現在、Jelly ProにAmazon Musicアプリを入れて普通に使えてます。が、バッテリーの減りが思った以上に早いので、しばらく使い倒してみて少し様子を見て、いずれ記事にしたいと思います。
と言うわけで、Bluetoothでバランス接続を楽しむ手段を手に入れてゴキゲンな、おっさん僕なのでした!✌
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