皆さんいつもご覧いただきありがとうございます。
最近やたらと音にこだわりだした、おっさん僕です。
先日届いた Shanling M2s のBluetooth機能のレビューです。
USB-DAC機能編は以下をご覧ください。
先にざっくりと書きますと:
機能面は、Bluetoothイヤホン向けにSBC/aptX対応、BluetoothレシーバーとしてはSBCのみ対応と思われます。リモコン「HiBy Link」機能は移動中の電車・バス内で便利な時もありそうですが、M2s自体が小さいのでさほど出番はなさそうです。
音質面はBluetoothイヤホンに繋いで再生する場合はイヤホンに依存する部分がそれなりにあり、なるべくならaptX対応機器を使った方が良いです。M2s+KZ Bluetoothアップグレードケーブル+C12は結構オススメです。
Bluetoothレシーバーとして使う場合はM2sの音&接続しているイヤホンの音にはなってくれるがSBC接続オンリーなのが少し足を引っ張っていて、必要に迫られない限り積極的に使うメリットはなさそうです。
Bluetooth機能は大きく3つ
Shanling M2s のBluetoothは大きく3つの機能があります。
Bluetoothイヤホンと接続する送信機能
Bluetooth搭載DAPとしては当然対応している必須機能ですね。
KZ Bluetoothアップグレードケーブル、完全ワイヤレスイヤホンsky-free H88を接続してみました。
KZ Bluetoothアップグレードケーブルと接続
M2sの[システム設定]-[Bluetooth]からBluetooth機能をON/OFFできます。
BluetoothをONにすると画面右上にBluetoothアイコンが表示されます。
また、Bluetooth設定メニュー画面にはペアリング済み機器が一覧表示されていて、接続デバイスを選ぶことができます。
接続されたデバイスの項目には「接続済」と表示されるので、複数のBluetoothイヤホンを使い分けている場合は一目でわかるので便利です。
Bluetoothイヤホンを繋いだ状態で音楽再生すると、M2s画面右上のBluetoothアイコンの左側に使用中のコーデックが表示されます。
KZ BluetoothアップグレードケーブルはaptX対応なので「A」と表示されました。
M2sとKZ Bluetoothアップグレードケーブル(イヤホンはCCA-C12を使用)をBluetoothで繋ぐとaptX再生されますので、とても高音質なイイ音を楽しめます。
sky-free H88と接続
sky-free H88に繋ぎかえましたがBluetoothアイコン左横の文字は「A」のまま変わりませんでした。
H88はSBC/AAC対応なのでAAC接続なのかと思いましたが、音楽再生をすると「S」に表示が切り替わりました。
つまりM2sはAACには対応しておらず、SBCで再生しているということでしょう。
余談
H88をXperiaやiPhoneと接続した際にイヤホンを長タッチするとスマホの再生音量を上下にリモコン操作できるのですが、M2sと繋いだ場合はM2sの音量は変わらずH88イヤホン自体の音量が上下しました。
しかしSBC再生だからと言って極端に音質が悪くなるようなことはなさそうです。
ただ、同じ音源(ロスレス)をMacBook Pro+sky-free H88(SBC)で再生した場合と比べて少し音が平坦に感じられました。
なおMacBook Pro+M2s(SBC)+CCA-C12で再生した場合は高音質を保って聴こえるので、M2sが送信側でSBC再生の場合は多少の音質低下があるかもしれません。
Bluetoothレシーバー機能
KZ Bluetoothアップグレードケーブルと同様、 M2sに繋いだイヤホンをBlluetoothイヤホンとして振る舞う機能です。
この機能を使っている状態ではM2s自体の操作はできません。
Xperia Z3、iPhone7 Plusそれぞれと繋いだ状態でM2sの曲戻し、再生/一時停止、曲送りボタンはリモコンボタンとして機能し、iPhone7 Plusの曲戻し、再生/一時停止、曲送りができました。
ジョグダイヤル操作はプレイヤー側の音量ではなくM2sの音量操作になっていています。また、ジョグダイヤルを押し込んでも何も起こりません。
なお、戻るボタンを押すとBluetoothレシーバー接続が解除されます。
Xperia Z3、iPhone7 Plus、MacBook Proと繋いでみましたが、いずれもBluetoothアイコン左側には何も表示されませんでした。
M2sのBluetoothレシーバー機能はSBCのみ対応と思われますが、音質が悪いということはなくM2sとCCA-C12の組み合わせの音そのものの感じ(イイ音)です。
スマホからリモコン操作する「HiBy Link」機能
Shanling のMシリーズのセールスポイントの一つ、スマホアプリからプレイヤーをリモコン操作できる「HiBy Link」という機能に対応しています。
これはスマホ(Android、iOS)にあらかじめ専用アプリをインストールしておき、M2sのBluetooth設定メニューで「HiBy Link」をONにしてスマホとペアリングすることで使用可能となります。
ひとまずiPhone版アプリを入れて試してみました。
スマホからM2sを操作できるので便利ではあるのですが、イケてないところもあります。
音量操作はちょっとというかかなりイケてなくて、iPhoneの音量ボタンで上下することはできるのですが、何故かiPhoneの着信通知音量も一緒に上下してしまいます。
また、操作性に影響はしませんが、アルバム選択画面に並んでいるアルバムは残念ながらアートワーク表示されません。
HiBy Linkのアプリは以下です。
iPhone用アプリ
Android用アプリ
まとめ
主にBluetoothの機能をレビューしました。
結論としては:
- M2sをCCA-C12やTRN-ST1などのリケーブル対応イヤホンで聴くなら有線接続するのが最良だがKZ Bluetoothアップグレードケーブル経由のワイヤレス(aptX)でも十分イイ音なので、ケーブルが煩わしい状況かどうかで使い分ければ良い。
- aptX非対応だがAAC対応のBluetoothイヤホンを持っている人は、AAC対応のスマホやプレイヤーを持っているならその環境で聴いた方が良さそう。
- M2sをワイヤレスで使いたい人はaptX対応イヤホンも一緒に買うと幸せ度アップ。
- M2sとCCA-C12の有線接続は最強にイイ音。
といった感じでした。
リケーブル対応の高音質イヤホンCCA-C12の開封記事はこちら
リケーブル対応でリーズナブルな高音質イヤホンTRN-ST1の開封記事はこちら
通勤通学のお供にはより小型軽量な機種がオススメ
M2sは品薄で新品の入手が難しくなっているようですので、通勤通学時の利用目的で今からShanlingのDAPの購入をお考えの方はM2よりも小さいM0、M1、Q1を検討してみてはいかがでしょうか。
(M0、M1もそろそろ品薄な気配なのでQ1一択になりつつあるかもしれません)
M2sと同様の機能搭載でふた周り以上小さくタッチパネル操作に対応しているM0
M2sと同様の機能搭載で縦が短く小型軽量なM1
M0と同様タッチパネル対応で一回りだけ大きいQ1
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