○2020/10/17(土) 28,700km
・フロントフォークオイル交換
・フロントフォークブーツ撤去、ダストシール装着
・フロントブレーキ清掃、スライドピン研磨
・フロントアクスルシャフト清掃、グリスアップ
フロントセンターカウルとライトを外すとフォークのトップ部分が現れます。
まずフロントアクスルシャフトとキャリパーのボルトを緩めておきます。
スピードメーターのワイヤーも外しておきます。
次にジャッキポイント(エンジンハンガーの少し前あたり)にパンタジャッキを掛けてジャッキアップし、フロントタイヤを浮かせてアクスルシャフトのナットを外してアクスルシャフトを抜き取り、タイヤを外します。
フロントフェンダーが左右それぞれ内側と外側からボルトで固定されているので、それらを外してフェンダーを取り外します。
右フォークに固定されているブレーキホースの金具も取り外します。
続けてトップ部分を10mmヘキサ(後期モデルは17mmらしいです)で外し、クランプしているボルト2本を緩めたらフォークが下から抜き取れます。
ブレーキキャリパーはぶら下げおくとホースにダメージがありそうなので、インナーカウルの隙間に押し込んでおきました。
抜き取ったフロントフォークはこんな感じ。
フォークブーツはボロボロです。
フォークブーツを取り外して、フォークを逆さにして適当な容器にオイルを排出します。インナーからスプリングが出てくるので取り外してウエスで拭いておきました。
規定量が片側108mlですが、両側を抜いても200mlに届きませんでした。
インナーフォーク表面を見てもオイル滲みや漏れはないようでしたが、僅かに抜けていってしまっていたのでしょうか。
ボロボロのフォークブーツを取り去ったフォークに、新しいダストシールを取り付けます。
新しいダストシールは取り付ける前にシリコングリスを塗っておきます。
ダストシールを装着したフォークに新しいフォークオイルを少量入れてインナーを上下させオイルを排出し簡単なフラッシングを2回してから、規定量108mlのオイルを静かに入れます。
今回はナップスで一番お安かったスズキのフォークオイルを使いました。G10です。
ヤマハ純正はこちら。
オイルを入れて壁などにしばらく立てかけておき、エアを抜いてからバイクに装着します。
装着は取り外しの逆順で、クランプしているボルトを締めてインナーチューブを固定、トップのカバーを捻じ込みます。
フォークを固定したらフェンダーを取り付け、ブレーキホースの治具を固定し、メーターギヤとカラーを付けたホイールを嵌め込み、アクスルシャフトを捻じ込んでナットを締め込みます。
取り付け前にメーターギヤ、アクスルシャフト、カラーをしっかりとグリスアップしておきました。
ブレーキ周りが酷く汚れていてスライドピンも錆びていたので、追加作業としてブレーキ周りの簡単な清掃とスライドピン研磨とグリスアップを行いました。
パーツクリーナーを切らしてしまっていたので、水&ブラシでガシガシ洗いました。
スライドピンは新品に交換するのが望ましいですが、今回はサンドペーパーで磨いてシリコングリスでグリスアップして再利用しました。
目の荒いサンドペーパーでサビを落としてから、目の細かいサンドペーパーで表面をできるだけ滑らかに整えました。
磨いたスライドピンをシリコングリスでグリスアップしてブレーキパッドを取り付けて、キャリパーをフォークに固定して各部増し締めして作業完了。
フロント周りがバリッとしました。
あとは錆びたリヤショックを交換すれば一通り完了、のはず。
ああ...疲れた😩