皆さん、乗ってますかーッ!
セカンドマシンをコマジェからスカイウェイブ250タイプS(CJ43A)に乗り換えて早1ヶ月の、おっさん僕です!
納車日当日の帰宅途中に立ち寄ったナップスでエンジン始動不能になった時は面食らいましたが、イモビアンテナのリコール交換対応で無事直り、乗り始めてから1ヶ月で1,000kmちょっと乗ったところです。
そろそろこのバイクがどんなものかだいぶわかってきたので、今日は少し感想を書いてみようと思います。
車体、外観
さすがビッグスクーター、見た目の迫力があります。車体は長く、低いです。
横幅はそれなりにありますが、それでも乗ってみると意外とスリムに感じます。
取り回しも思ったほど重くは感じませんでした。
ビッグスクーターと言う典型的なイメージよりはスリムで軽い、といえます。
もっともこのあたりは、CJ44以降は横幅が広くなって車重も増えているそうなのでCJ41A〜CJ43Aまでの特徴なのかもしれませんが。
タイプSなので外装はメーカ純正カスタムされていて、ショートスクリーン、メッキハンドル、追加のLEDブレーキランプ(車で言うところのハイマウントストップランプ)が搭載されています。
また、ヘッドライトは前オーナーがハロゲンからLEDに入れ替えていて、とても明るいです。
シート、乗車姿勢
さすがビッグスクーター、シートは広く座りやすいです。硬すぎず柔らかすぎずで、長時間座っていられます。走るソファーと呼ばれるのも納得です。
また、タイプSなのでシートにはバックレストが付いています。タイプSSにはついてないそうです。あるのとないのとでは腰回りの負担が全然違いますね。コマジェもバックレストが付いていましたし、あった方が圧倒的にラクです。
このバックレストは前後に位置調整ができるので、乗り手の体格に合わせることができます。
体の大きいおっさん僕は目一杯後ろにずらしてあります。
この状態でフロアボード前方に足を置くと軽く膝が曲がる程度で、グローブボックスに膝が当たることもなく、非常に快適です。
体の大きい人でも乗車姿勢がゆったりするので、乗っていて疲れにくいと思います。
積載性
言うことなし!大満足!シート下の巨大なラゲッジスペースは超便利!
手持ちの折りたたみチェアはすっぽり収まりますし、その状態でメスティンセット、折りたたみテーブル、ペットボトルの水、カッパを入れてもまだまだ余裕があります。
それとハンドル横の小物入れとハンドル下のグローブボックスもとても便利。
ハンドル横の小物入れはスマホ(iPhone7 Plus)やマスクを入れるのに使っています。
ETCを搭載していない人なら、ここに高速道路のチケットとお金やETCカードを入れておけば、ICで支払うときに少しばかり幸せになれると思います。
グローブボックスはかなり容量がありますが内部の形状が左右非対称で、向かって左側のスペースが特に広くなっていて500ccのペットボトル3〜4本くらいなら余裕で入ると思います。
グローブボックス内の向かって右側は奥にバッテリーが入っていますが、手前側にスペースがあり350mlのキャップ付きコーヒー缶/ペットボトルを横置きで2段積みできる程度の広さがあります。
また、グローブボックス内の真ん中あたりにシガーソケットがありますので、USB変換アダプタがあればスマホを充電することもできます。
おっさん僕のスカブはグローブボックスにETCの機械が入っていますが、普段はペットボトルと財布を入れる程度なので、余裕ありまくりです。
加速、速度
スタート加速
ネットの評判ではスタートダッシュがダルダルと言うことでしたが、言われるほど加速は遅くないと思いました。ウエイトローラーを少し軽くしていたコマジェの加速感と比べると確かにダルな印象はありますが、それでも走り出せば250ccなりのトルクでグイグイと前に出て行ってくれます。
それと、初めて乗った時に気付いて面白かったのが、スタート加速する際にリアがクイッと持ち上がる感じがするんです。シャフトドライブのBMWを試乗した時もそんな感じだったので、何だか不思議な感じがしました。
高速道路
高速道路の合流加速も割としっかりスピードに乗ってくれますので、不安なく本線合流できます。
追い越し加速も問題なく、90km/h〜100km/hあたりからでも120km/hまでスルスルっと加速します(新東名で確認)し、遅い車を追い越すのもほんの少しの注意(追い越し車線の後方車両との距離に気をつけながら追い越す)をすれば良いだけで、さほどストレスなく追い越せます。そして、流れに乗った巡航でも追い越し加速や車線変更でも常に車体は安定していて横風や路面変化などに姿勢を乱されにくいので、とにかく不安なく走らせられます。
ただ、250ccと言う排気量のためあまりスピードを出すとエンジンが回ってる感がすごい(100km/hで回転数7,000rpmを超える)です。高速道路で普通に流れに乗って走れるだけの性能はありますが、自分的にはせいぜい80〜90km/hくらい(回転数6,000rpmくらい)で左車線をのんびり走りたい感じです。
坂道
ネットの評判では上り坂で加速しないと言うことでしたが、これも道志〜山中湖〜箱根あたりを走っていても特に不満なく上り道で加速できていますので何ら問題ないです。山中湖〜小山の明神峠・三国峠あたりだと、もしかするとスピードが乗らないかもしれませんが、まだ試してないため不明です。
下り坂はエンジンブレーキが弱めのためスピードが乗りやすいです。勾配きつめの下りなどは、前後ブレーキに頼ることになりますので、フェードやベーパーロックを起こさないようにブレーキの使い方に気をつけなければいけませんね。
走行安定性
車体がかなりしっかりしていて、路面変化に姿勢を乱されるようなことはほとんどないです。
サスペンションもよく仕事をしてくれていて、特にリアのモノショックはかなり優秀です。
コマジェでは突き上げを喰らいまくっていましたが、スカブで突き上げを食らうことは今のところありません。
カーブを曲がっている最中も車体は安定していて不安感はありません。
常にタイヤが路面にしっかり接地してる、っていう安心感があります。
旋回
なんてことない下り坂途中の交差点を普通に左折した際に、センタースタンドがガリっと路面に擦れたのはちょっと驚きました。コマジェで普通に曲がれていたところなのに。
このバンクの浅さのせいで、キツいカーブが続くような道だとかなり神経を使うことになり、通常の乗車姿勢のまま走り抜けるにはかなりのペースダウンを強いられることになります。
ただ、乗り方を工夫することである程度カバーすることができます。なるべく寝かさず走らせれば良いのです。
つまり、大袈裟なまでのリーンインで曲がる。これです。
車体自体はカーブでも安定しているので、体をなるべくイン側に入れて外足でバイクを寝かせすぎないように調節してやれば、カーブに沿って気持ちよく曲がってくれます。
インに腰を落として曲がるような走り方をする場合は、足はフロアボード前側に置くのではなくシート下付近に置いて、車体を踵で挟む感じにすると姿勢が安定しますよ。
それとカーブを曲がっている最中にクラッチが切れるとイン側に倒れ込んでしまうので、リアブレーキ(CJ43Aはコンビネーションブレーキですが)を引きずりながらアクセルを少し開けてカーブを抜けるようにすると良いと思います。
燃費
今のところ普段使いで26km/l前後、ツーリングで30〜33km/lと言った感じです。
高速道路走行がメインの場合は30km/l前後です。
今はまだ燃費走行のコツが掴めていないですが、もう少し燃費を伸ばせそうな気がします。
気になるところ
- エンジンを止めた状態のスカブの近くにしばらくいると、不定期に「クゥ〜」と子犬のように鳴きますwなんかカワイイw
恐らく気化したガソリンがどこかから抜けてる(圧抜きの口がある?)んじゃないかと勝手に思ってます。 - シートダンパーが緩くて開けたまま保持するのが難しいです。
- パーキングブレーキワイヤーが切れていて使えません。まあ、今のところ実害なしですが。
と言うわけで、ビッグスクーターが便利すぎて人間がダメになりそうな、おっさん僕なのでした。
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