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オイルマッチとZIPPOライターのお手入れ

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最近デイキャンプ防災アイテムの準備ばかりしている、おっさん僕です。

 

今日は野外炊飯に欠かせない、着火アイテムです。

 

と言っても今回は新たに買い足したわけではなく手持ちのアイテム2つ、オイルマッチとZIPOライターの話です。

 

それらを久々に引っ張り出して試しにホワイトガソリンを入れて着火したらあっさりと炎が出てくれたので、ベストコンディションに持っていってやるべく、入念にお手入れをしました。

オイルマッチ(左)とZIPPOライター(右)

オイルマッチ(左)とZIPPOライター(右)

 

 

オイルマッチ

全身オイル塗れでやる格闘技…ではありません😅(そんなのあるのか?)

オイルに浸した芯(ウィック)が先端部に付いた金属マッチ棒を本体脇に張り付いている着火石(フリント)に擦り付けて着火するものです。

本体がオイル容器になっており、キャップを兼ねる金属マッチ棒をねじ込んでオイル漬けにする構造です。

パーマネントマッチとか永久マッチとも呼ばれており、オイルさえ切らさなければいつでも何回でも着火できるスグレモノです。

ZIPPOと同じようにオイルを燃やすため普通のマッチとは違い、ちょっとした風なら火が消えることはありません。でも、息を強く吹き掛けたら消せます。

オイルマッチ。右は剥がれてしまったフリント。

オイルマッチ。右は剥がれてしまったフリント。

入手経緯はすっかり忘れてしまいましたが、かれこれ20年以上前にUFOキャッチャーで取ったか何かの商品のおまけで付いてきたものだったように思います。

もう20年近く使っていませんでしたが、ガソリンストーブや固形燃料に着火するのに便利だろうと思って引っ張り出しました。

あちこち塗装が剥げてサビが出ていますがオイル漏れなどもなく、問題なく着火できちゃうんです。

剥がれたフリントの接着

当時は結構使ってたみたいで、フリントがかなり削れて痩せて平たくなってしまっています。

フリントの交換ができないものかと考えながら弄っていたら接着が剥げてポロッと取れてしまいました。

円筒状のフリントが削れて半円棒状になっています。

円筒状のフリントが削れて半円棒状になっています。

ちょうど良いので向きを変えて接着し直すことにしました。

フリントの削れた面を横に向けて接着し直しました。

フリントの削れた面を横に向けて接着し直しました。

金属マッチ棒先端のウィック引っ張り出し

ZIPPOライターのウィックと同じようにオイルマッチもウィックが先端に飛び出ているのですが、焼けて短くなり軸部分まで減ってしまっていました。

ウィックが焼けて消耗しており、先端の金属プレートが丸見えです。

ウィックが焼けて消耗しており、先端の金属プレートが丸見えです。

この状態でも一応火はついたのですが、本来の性能を発揮させるべくプレートを引き抜いてウィックを引っ張り出すことにしました。

金属プレートとウィックを引き抜いたところ。

金属プレートとウィックを引き抜いたところ。

引き抜いたウィックが金属プレートと同じ程度飛び出すように軸部分に挿入し、プレートを打ち込んだら作業完了。

ウィックの先端が金属プレートと同程度飛び出すように調節しました。

ウィックの先端が金属プレートと同程度飛び出すように調節しました。

着火

フリントの接着とウィックの引っ張り出しを終え、本体にライターオイルを注ぎ、金属マッチ棒を挿入してウィックにオイルをしみ込ませ、本体脇のフリントに擦り付けて着火します。

お手入れしたオイルマッチの炎は大きく勢いが良いです。

お手入れしたオイルマッチの炎は大きく勢いが良いです。

普通のマッチよりも炎が大きく勢いも良く、燃えている時間も長いです。

普通のマッチと違って軸が燃えることがなく炎が指に近づいて来ないので、しばらく燃やし続けてもアチチ!ってならないのが良いですね。

ZIPPOライターの半分くらいの大きさなので、メスティンに色々とスタッキングしてあっても隙間に入れることができます。

ちなみに消火方法は強く息を吹き付けるか、火のついた金属マッチ棒をオイル入りの本体ケースに差し込む、の2つの方法がありますが、ビビリなおっさん僕はひたすら前者です😅

ZIPPOライター

説明の必要がないくらい有名なオイルライターです。

30年近く前に父親から貰ったもので20代半ばくらいまでは使っていましたが、オイルマッチと同様に20年近く使っていませんでした。

キャンプでの利用シーンが今一つ思い浮かびませんが、防災には何かしら役に立ちそうだと思って引っ張り出しました。

刻印の左側が「\\\」右側が「\\」なので1985年製だそうです。

刻印の左側が「\\\」右側が「\\」なので1985年製だそうです。

ZIPPOライターはケース底面の刻印で製造年がわかるそうで、おっさん僕のはどうやら1985年製のようです。

刻印の見方は以下のサイトをご覧ください。

https://www.zippo-japan.com/pages/data-codes

ケース内側の清掃

写真は残していない(うまく撮れない)のですが、ケース内側の煤けている部分をきれいに拭いて清掃しました。

ウィックの長さ調節

オイルマッチと同様にウィックが真っ黒に焦げて少し短くなっていたので上からペンチで引っ張り出して焦げた部分を切り取ろうとしました。

が、ウィックを引っ張り出せず焦げた部分が千切れてどんどん短くなってしまいました。

仕方なくインサイドの綿を全て抜いて下からウィックを引き抜き、再び上部からウィックを差し込み直し下から引っ張って調節をしました。

綿とウィックを抜いた状態。ウィックはまだ十分長さがあるのでそのまま再利用。

綿とウィックを抜いた状態。ウィックはまだ十分長さがあるのでそのまま再利用。

ウィックの飛び出しの調節ができたら綿を詰めてフェルトを嵌め込み、フリントを入れてスプリングを捻じ込んで組み直し完了。

フェルトの端を持ち上げてライターオイルを注ぎ込んでフェルトを戻したらケースに収めて全ての作業完了。

ちなみにフェルト真ん中の小さい穴はフリント1個分ジャストサイズで、予備のフリントを差し込んでおけます。

着火

カチャッ、ジッ、ポッ!で無事に火がつきました!

…嘘です!

実際にはウィックにオイルが染みるまで着火できずジッ!ジッ!と何回かやりました😅

でも、オイルが染み渡ったら無事にカチャッ、ジッ、ポッ!になりましたヨ👍

ZIPPOの炎はいつみてもイイですね!

ZIPPOの炎はいつみてもイイですね!

ZIPPOの炎って不思議としばらく眺めたくなっちゃいますね。

使い捨てライターと違って押しっぱなしにしなくてもずっと燃え続けてくれますので、何かを炙ったり焼いたりするときに両手が使えて便利ですね。

まとめ

ノーメンテで放置していた20年以上前のオイルマッチと35年前のZIPPOライターが、オイルを入れたらすぐに着火できたことに単純に感動を覚えました。

そして、シンプルな構造のため自分でメンテナンスができるので長く使い続けることができることはとても素晴らしいことだと思います。

 

というわけで、仕舞い込んでいたこれらアイテムが再び活躍してくれるだろうことにワクワクが止まらない、おっさん僕なのでした。