今日(7/26夕方)届いたバッテリーの内容確認を済ませましたが、ビールを飲んでしまっていたので作業は明日(7/27)に回そうか迷った末に作業実施することにしました。
ビールを飲んでしまっていたので目と手元がやや怪しいのと所々写真を取りながら作業したので結構な時間をかけてしまいました(2時間ほど?)が、どうにか完了できました。
#今日(7/26)は書けるだけ書いて、タイマー投稿を明日(7/27)にセットしました。
準備:道具を揃える
まず必要な道具を揃えました。
今回買った交換用バッテリーにいくつか工具が付属していますが、手持ちで使えそうなものを一通り用意してみました。
以前使ったiPhone7 交換用バッテリーに付属していたドライバーも念のため並べておきましたが、この判断は大正解でした。
用意した物は以下です。赤文字で書いたものが実際に使ったものです。
先に書いちゃいますが、今回買った交換用バッテリー付属のドライバーは使い物になりませんでした(ドライバー先端が欠けた)。
- 電子レンジで温める湯たんぽ(ドライヤーの代わり) 後述しますが使いませんでした。
- 特殊精密ドライバーセット 使いませんでした。
- 磁気シート3枚 外したネジを置くために使いました。
- 新品バッテリー
- 精密ドライバーセット 使いませんでした。
- 吸盤2つ もちろん使いましたが出番は殻割りをする最初だけ。
- 殻割り/コネクター外し用のヘラ棒2本 ガッツリ使いました。
- 先曲がりピンセット ★メッチャ使いました!
- iPhone7 交換用バッテリー付属ドライバーセット(+、Y、ペンタ) ガッツリ使いました。
- iPhone7 Plus 本体
- 特殊精密ドライバーセット 今回は使いませんでした。
- 三角形(ギターピック型)ヘラ2枚 ガッツリ使いました。
- iPhone7 Plus 交換用バッテリー付属ドライバーセット(Y、ペンタ) 後述しますがYは使い物になりませんでした。
- 殻割り/コネクター外し用のヘラ棒 ガッツリ使いました。
- iPhone7 Plus 交換用バッテリー付属ドライバー(+) 後述しますが使いませんでした。
なおヘラ棒は特に使い分けはしていません。
防水シールの粘着を弱めるために用意した「湯たんぽ」は出番なし
iPhone7 から防水対応し、正面と背面のパーツが防水シールで強力に接着されています。このため、分解する際にヘラが入る隙間も開けられない場合にはドライヤー等で十分に温めて防水シールの粘着を弱めて剥がしていくことになります。
このため、今回はたまたま家にあった「レンジでゆたぽん」という、電子レンジで温めるタイプの湯たんぽを用意しました。
ところがいざiPhone7 Plus の分解を始めたところ割と簡単にヘラを差し込む隙間が開いてくれたので、湯たんぽの出番はありませんでした。
iPhone7 Plus 交換用バッテリー付属ドライバーは使い物にならず
今回買った「Aslanka iPhone7Plusバッテリー」付属のドライバーのうちY字(トライポイント)ドライバーは全く使い物になりません。というか、ドライバーの先が欠けました。あっさりと。
それとドライバーが磁石タイプではないのでネジがくっつかず作業しづらいしネジをなくす怖さがあります。
このため、以前 iPhone7 バッテリー交換の際に買った「FLYLINKtech」の交換セット付属のドライバーを使うことになりました。こちらのドライバーは磁石タイプなので iPhone の超小さいネジがくっついてくれて作業がしやすい&ネジをなくしにくくて助かりました。もう一つ、先曲がりピンセットも細かい部品を摘むのに大活躍でした。
2020/7/27(月)追記
このようにあまり安すぎるセット物の付属工具は品質にバラ付きがあるようです。使えればラッキーなオマケ程度のものと捉えておいた方が良いと思います。
今回のように作業途中で工具が壊れてしまってはバッテリー交換できなくなってしまいますので、iPhone のバッテリー交換をする際にはシッカリした専用工具を別途用意しておきましょう。
iPhone7 Plus の殻割り
バッテリー交換手順は事前予習済み
以下のサイトと動画を事前によく読みよく観てシッカリ頭に叩き込んでからバッテリー交換作業をしました。
IFIXIT - iPhone 7 Plus のバッテリー交換
分解・バッテリー取り外し作業
殻割りはあっけないくらい簡単にできて拍子抜け
たまたまかもしれませんが、Lightningコネクタ左右のネジを抜いた後、液晶面にリング付き吸盤を貼り付けて上面に引っ張ったらホームボタンのすぐ下の縁にヘラが入る隙間ができて拍子抜けしました。せっかく用意した湯たんぽの出番はなし。
隙間にヘラを入れて本体下部の縁に滑らせて粘着を剥がし、本体左側の淵、右側の淵の順にヘラを滑らせて液晶側を浮かせ、最後に液晶側をホームボタン方向にずらしながら左右に揺らして本体上部の縁に隙間を作り、ヘラを滑らせて分離しました。
本体右側にケーブルがあるので分離した後は注意深く本体左側から本を開くように液晶面を開きます。180度開いてしまうとケーブルにストレスが掛かって切れる恐れがありますので、90度以上開かないようにペットボトルなどに液晶側を立てかけておくと良いです。
液晶側と背面側を繋ぐケーブルは誤って切らないようにコネクタを外す
本体左側を下に見て左奥と中央奥の2箇所(つまり本体を縦にして右上と右中央付近)にケーブルが通っています。このケーブルのコネクタはそれぞれネジ止めされた金属板で覆われています。バッテリー交換だけならケーブルを繋いだままでもできそうですが、デリケートなケーブルですので作業中に誤って切ってしまわないように念のため全て外しました。
なおこのとき、一番先にバッテリーのコネクターを外してバッテリーにテープで留めておいた方が良いようです(ショートによる故障の防止)。
また、分離した後で液晶側と背面側の縁に防水シールが張り付いているので綺麗に剥がしてウェットティッシュで残りカスを拭き取りました。
TAPTICエンジンはネジだけ外し裏返して本体にテープで仮留め
TAPICエンジンを外さないとバッテリーの粘着テープをうまく抜き取れないので外した方が良いのですが、TAPTICエンジンのケーブルの上を覆っている樹脂製の部品が粘着テープで固定されているのであまり剥がしたくなく、今回はTAPTICエンジンのネジを外して裏返してバッテリーの粘着テープを抜き取るスペースを作りました。
TAPTICエンジンはホームボタンや3Dタッチのクリック感を作ってくれる振動モーターです。
バッテリーの粘着テープを注意深く引き抜かないと面倒なことになる
iPhone のバッテリー本体背面パネル裏に粘着テープで張り付いています。
この粘着テープはバッテリー下部に回り込むように張り付いていて、そこから剥がしてピンセットで少し巻き取ってから本体下部方向にゆっくり引き抜く(結構長いので巻き取り→引き抜きー>巻き取り、を繰り返す)と綺麗に剥がせます。
iPhone6/7 の場合は粘着テープが2本なのですが iPhone7 Plus はバッテリーが大きいので粘着テープが3本で張り付いています。
おっさん僕は本体を縦に見て左側と中央は最後まで綺麗に剥がせたのですが、かなり慎重にやっていたのに右側は途中で切れてしまい、バッテリー下にヘラを潜らせて隙間を作って粘着テープを巻き取るスペースを作るという手間をかける羽目になってしまいました。この手間はバッテリー自体を曲げることになるのでなるべく避けたい作業です。
作業を終えた今にして思えばここが「レンジでゆたぽん」の出番だったと反省しています。
バッテリー取り付け・組み立て作業
バッテリー貼り付けはコネクタを繋いで位置決めしてから
新しいバッテリーに新しい粘着テープを貼り付け、バッテリーのコネクターを背面パネルの基盤に繋いで位置決めしたらエイヤッと貼り付けます。
バッテリーを貼り付けたらバッテリーのコネクタを外しておきます(ショートによる故障の防止)。
防水シールを貼るのは結構難しくて2回目でもコツがわからない
液晶側ケーブルを繋ぐ前に背面パネルの縁に新しい防水シールを貼ります。
今回買った交換用バッテリーのセットに防水シールは含まれていませんので、別に用意しました。
これが結構難しくて、 iPhone7 のときも少し失敗気味でしたが今回もやや失敗気味で、いまだにコツがわかりません。
挙句、コネクタ接続作業中に掌を背面パネル側面部分に付けてしまい、防水シールがくっついてずれてしまいました。
掌にくっついてずれた部分をピンセットで整形しましたが少し伸びてしまっていたようで、本体を閉じたときに少しはみ出してしまいました。
はみ出た部分はヘラで隙間を作ってピンセットで押し込んだので防水性は怪しい状況です。
防水シールは2枚セットだったので貼り直そうかとも思いましたが、そこまで大失敗という状態でもないのでそのままそっ閉じしちゃいました😅
なので、なるべく水気を避けて使おうと思います。
本体を閉じる前にケーブルのコネクタを繋いで電源ONして動作確認する
あとはケーブルを繋いで金属板をネジ留めして本体を閉じるだけ。
バッテリーのコネクタを一番最後に繋いで、閉じる前に念のため本体の電源を入れて画面が正常に表示されることとタップ操作ができることを確認しました。
作業完了し「バッテリー最大容量」が100%になった
設定アプリを開き[バッテリー]-[バッテリーの状態]の「最大容量」が無事に100%になっていることが確認できました。
なお交換したバッテリーは20%を切るまで使ってからフル充電を2〜3回ほど行う「慣らし充電」(キャリブレーション、ともいうらしい)をすると良いらしいので、やってみようと思います。
振り返り
今回の作業を振り返って、次のために気をつけたいことがいくつかありました。
- 安い交換用バッテリーセットの工具は信用すべからず。
- 工具、特にY字(トラポイント)ドライバーは磁石付きかつシッカリした精度の良いものを別に用意すべし。
- 防水シールを貼り付けたあと、防水シールに触らないように注意深く作業すべし。
- バッテリーの粘着テープ引き抜きに失敗した時は温めて粘着を弱めてからバッテリー下にヘラを潜らすべし。
iPhone のバッテリー交換をしたのは3度目なのである程度は慣れましたが、面倒臭い作業なのでできればやりたくないですね。
とか言いつつ、またバッテリーがヘタってきたら自分で交換するんだろうなあ、と思いつつ、今回の作業報告は終了です。