皆さんは中古スマホを買ったことはありますか?
中古は抵抗がある方も結構いると思いますが、目的次第では安く高性能なものを入手して活用することもできるんですヨ。
主に中古販売店で買っていたおっさん僕が、今回は縁あって「ムスビー」という中古スマホ売買仲介サイトのネット通販で中古スマホを買ってみたので、中古スマホ購入についてちょっと書いてみました。
- 中古スマホは主に店舗で買っていました
- 中古スマホも用途によっては抵抗感も薄れるかも!?
- 中古スマホはうまく探せばお得に高性能なものがゲットできます
- 今回は「ネット通販」で「他社版」(SIMロックあり)を選んだ理由
- ムスビーについて少し調べてみた
中古スマホは主に店舗で買っていました
おっさん僕はケチケチ人間なので中古スマホに抵抗がなく、主に店頭で、例えばイオシス、じゃんぱら、ドスパラで現物を見て選ぶことが多いです。
店頭なら商品の状態を実際に手に取って確認させてくれますので、納得できる1台を決めることができるからです。
中古スマホも用途によっては抵抗感も薄れるかも!?
中古販売店では買い取ったスマホを隅々まで丁寧に清掃して販売しているのですが、それでも他人が使ったものを通話に使うことに抵抗がある人も多いと思います。
おっさん僕はメイン回線の端末はauの新品端末を買い替えていますが、サブ回線はmineoのAプラン・シングルタイプというデータ通信契約をしていて、2台持ちでメインが音声&メール用、サブがデータ&モバイルSuica用として使い分けています。
このように中古スマホでもブラウザやSNS用途に限れば顔に直接当てることはないので、少しは抵抗感も薄れるかもしれませんヨ。
中古スマホはうまく探せばお得に高性能なものがゲットできます
おっさん僕がサブ回線に使っているiPhone7 128GBは中古販売店でCランク(外装に傷多め)で大変お安くゲットできたものです。
外装は傷があるものの画面は目立つ傷もなく、動作も問題なし。128GBモデルなのに当時の中古相場より3割も安く、さらにau用だったのが購入の決め手でした。
中古スマホの選択で最も重要なのは、自分が使っている携帯電話会社SIMで使えること
中古スマホは同じiPhoneでもdocomo版、au版、softbank版、国内SIMフリー(Appleストア)版の4種類存在していて、国内SIMフリー版とSIMロック解除(後述)済みの個体でない限り、他社回線で使う(例:docomo版iPhoneをauで使う)ことができません。
このため、中古スマホを選ぶときには自分が使っている携帯電話会社で使えるものを選ぶ必要があります。
例えばおっさん僕の契約している回線はメインがauでサブmineoのAプラン(家族のお下がりiPhone6 64GBで使ってた)です。このため、サブ回線で使っているiPhone7はau版だったことが購入の決め手の一つでした。
そして、自分が使っている携帯電話会社の端末を選ぶメリットがいくつかあります。
- 今使っている携帯電話会社のSIMを挿せばスグに使える。(例外あり)(*1)
- 端末が携帯電話会社の周波数に対応しているので通信できるエリアが限定されない。
- 契約回線を持っているユーザーが中古や第三者から譲り受けた端末をオンラインでSIMロック解除できる。(ただし条件あり) (*2) (*3) (*4)
(*1)SIMのサイズが違う場合変換アダプタが必要(MiniSIMからの変換は不可)。なおauは同形状SIMでもバージョンが違うと使えない場合があり、変換アダプタを使っても不可の場合が多い。
(*2)softbankは新規購入ユーザのみ可能。それ以外は店頭で依頼し手数料3,000円(税別)が必要。
(*3)docomoは未契約者でもdアカウントを持っていれば可能。
(*4)各社それぞれの条件を満たさない端末(ネットワーク利用制限端末など)の解除は不可。
例えばメインがauでサブがmineo Aプラン(auのMVNO回線)のおっさん僕の場合は以下のようなメリットがあります。
- 対応SIMの種類が同じ端末ならau(メイン)回線の端末をその日の気分で使い分けることができる。
- auのMVNO回線のSIMを挿してAPN設定するだけでスグ使える可能性が高い。
- auのMVNO回線で使える条件がSIMロック解除でも、メイン回線のauIDを使ってオンラインでSIMロック解除できる。
- SIMロック解除後のスマホはリセール(ヤフオク出品など)で買い手が付きやすい。
もう一つ重要な要素「SIMロック解除」
携帯電話会社の端末は他の会社の回線で使えないように「SIMロック」という制限がかけられています。これは、かつて新規契約で最新端末を安く買えた頃の名残(即解約されて転売されたり他社回線で使われるのを防ぐ)ですが、最近では端末の割賦払い不履行のまま転売されることを抑止する目的のものとなっています。
このSIMロックがないかSIMロック解除された端末であれば、携帯電話会社の縛りを受けずどこの会社の回線のSIMでも認識できるようになります。
つまり、他社の端末でもSIMロック解除すれば自分が契約している携帯電話会社の回線で使えるようになります。
ただし、携帯電話会社ごとに使用している周波数帯が一部異なっており、端末によっては携帯電話会社の周波数に最適化(特化)した作りになっている場合もあります。
その場合は他社回線では圏外になりやすく使いにくいこともあります。例えば、A社はBバンドを使っていないのでA社のa端末はBバンド非対応だが、B社はBバンドを使っているのでA社のa端末では回線が使えないため圏外になる、と言ったケースです。
このため、他社のSIMロック解除端末を選ぶ際には、その端末が自分が契約している携帯電話会社の周波数帯をどれだけカバーできているかを調べた方が良いです。
なおiPhoneは国内SIMフリー(Apple)版がベースに各社でそれぞれSIMロックを掛けていると考えてよく、国内3社(docomo、au、softbank)どのiPhoneでも全て同じ周波数をカバーできるようです。
SIMロックを解除するには各社それぞれ条件を設けており、条件を満たした端末であればユーザーからSIMロック解除の依頼を受け付けてくれます。
各社共通しているのはオンラインからSIMロック解除する場合は料金がかからないことと、「ネットワーク利用制限」が掛かっている端末(一般に、「赤ROM(赤ロム)」と呼ばれています)はSIMロック解除できないということです。これは、端末が不正に転売されたり盗難品だったり、残債未払いといった場合に携帯電話会社が「この端末はネットワークに繋がせません」というペナルティを課すものです。一般的に以下の4つの状態があります。
ネットワーク利用制限「◯」 |
制限なし 端末一括払い購入、端末割賦完済、など |
ネットワーク利用制限「△」 |
制限なし(今後制限が掛かる可能性あり) 端末割賦残債あり、など |
ネットワーク利用制限「×」 |
制限ありNW利用不可 端末割賦未払い、不正端末、盗難端末、など |
ネットワーク利用制限「ー」 |
制限なし(携帯電話会社の管理対象外) 他社端末、SIMフリー端末、など |
中古端末を買う際にはネットワーク利用制限が掛かっているかは各社のサイトに確認用のページが用意してあり、端末の製造番号(IMEI)を入力するとネットワーク利用制限の状態を確認することができます。
ネットワーク利用条件が△のものは将来的にネットワーク利用制限が掛かってしまう可能性(=赤ROM端末になってしまう)がありますが、販売店や業者によっては「赤ROM保証」(返品、返金、交換を保証)というサービスを付けてくれるところもありますので、購入する店や業者を選ぶ基準にすると良いですヨ!
各社のネットワーク利用制限状態確認ページとSIMロック解除の詳細な条件は以下のリンク先を参照ください。
docomo
ネットワーク利用制限状態確認
http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php
SIMロック解除の条件・手順
au
ネットワーク利用制限状態確認
https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc
SIMロック解除の条件・手順
softbank
ネットワーク利用制限状態確認
https://ct11.my.softbank.jp/WBF/icv
SIMロック解除の条件・手順
今回は「ネット通販」で「他社版」(SIMロックあり)を選んだ理由
今回、ちょっと思うところあって iPhone7 Plus 256GB が欲しくなりネットを色々探していたら、「ムスビー」という中古スマホ売買仲介サイトと出会いました。
(なんで急に欲しまったのかはまた別の記事で...)
冒頭の通り本来であれば店頭で実物をじっくり品定めしたいところですが、以下の理由で思い切って購入を決意しました。
- iPhone7 Plusの256GBモデルはタマ数が少ない「一期一会」な希少機種。
- 希少機種のため、程度の割に高い傾向にある。
- 中古販売店のサイトを含めて隈なく探したところ「ムスビー」に予算以内で本体の程度も許容範囲と判断できそうな出物があった。
- softbank版もSIMロック解除の条件が緩和され、ショップに依頼すれば解除できる。
今回出会った「一期一会」なスマホ softbank版 iPhone7 256GB (SIMロックあり)
今回選んだのは以下の個体です。
2020/7/28(火)追記
届いた商品は付属品は全て揃っていて状態も良くイヤホンは未使用、液晶パネルには傷のない綺麗な保護ガラスが貼られていました(プライバシー保護タイプなので剥がさずそのまま使うことにしました)。
また、商品写真の映りから本体背面には虎柄模様のような傷が付いているものと覚悟していましたが、思っていたよりもずっと程度が良く、ジェットブラックカラーの宿命とも言える細かい擦り傷、いわゆる「使用感がある」程度でした。
「ムスビー」のサイト上で端末を色々と検索してみると、このような希少機種やお安いものが結構埋もれていて楽しかったです。
ムスビーについて少し調べてみた
ムスビーは携帯電話に特化した販売仲介サービスで、ヤフオク!やメルカリのように売り手(個人、業者)と買い手を仲介し、買い手はムスビーに代金を支払い、買い手の手元に商品が届いたことの確認が取れたらムスビーから売り手に代金が支払われるシステムだそうです。
なおムスビー自体は、売り手と買い手の双方から手数料を貰うビジネスモデルになっていて、買い手は商品の代金とムスビーへの手数料を支払うことになります。
買い手の手数料は1万円までの商品は300円、3万円までの商品は500円、それ以上は商品価格の3%だそうです(2020/7/21(火)現在、いずれも税抜き価格)。
スマホや携帯電話に興味のある方は、買う予定はなくても以前欲しかった端末を検索したり、見たことがないスマホを見つけたりするのも楽しいですヨ!
というわけで、あれこれ脱線しましたがsoftbank版 iPhone7 Plus 256GB が手元に届くのが待ち遠しい、おっさん僕なのでした。
届いたら速攻でsoftbankのショップに駆け込んでSIMロック解除してもらってきます!